<「王の顔」あらすじ 1話>

韓国ドラマ「王の顔」第1話「凶相 と吉相」のあらすじ(ネタばれ)です。やや詳しめのあらすじと超さっくり読めるひと言あらすじをご用意していますので下記からお選びください。簡単な歴史の小ネタもあります。

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ちゃんと知りたい人向け!詳しめのあらすじ

宣祖41年(1608年)、世子廃位の王命を取り下げてほしいと臣下たちがひれ伏して請願しています。李氏朝鮮王朝14代国王・宣祖(ソンジョ)は臣下の一人をその場であっさり始末しちゃいます。その頃、世子の光海(クァンヘ)君は、歴代の王たちの肖像画を眺めながら、「自分は王になれない顔なのか」と問うているのでした。

宣祖は夢で昔を思い出します。王子時代の宣祖は河城(ハソン)君という名前でした。観相師は、「王になってはならぬ相だ。世が乱れる」と観相師が河城君に忠言します。そのお見立ては、朝鮮建国に貢献した無学(ムハク)大師が天下太平のために著した『龍顔秘書(ヨンアンピソ)』の観相法によるものでした。しかし、王(明宗)が崩御して玉座を手にする河城君はニンマリ。この後も、欲深で器の小さな王として描かれます。

そして、宣祖が即位してから時が経ち、観相師の予言どおり、国は荒れ果て民は飢えていました。自分が王の相でないことを気にする宣祖は、観相学教授コ・サンに命じて、自分の運を補う側室を探させ、息子の光海君の顔を吉相から凶相に変えるために鍼を打たせています。王の素質がある光海君をウザイと思っているようです。

そんな王の動向を知り、何かを企んでいる様子の側室キム氏(仁嬪)、オレのチャンス!と張り切る宣祖長男の臨海(イムヘ)君、宣祖の妃である懿仁(ウィイン)王后パク氏が、第1話の自己紹介がてらさらりと登場。もう他界しているので名前だけの登場でしたが、光海君の生母・恭嬪(コンビン)の名も宣祖の口から出ましたね。

ある夜、書庫にいた光海君は、書物を奪おうとする盗賊に遭遇。彼らは宣祖が王の相でないのを明らかにするために、『龍顔秘書』を奪おうとしたのでした。宣祖は盗賊を始末させ、この出来事を隠そうとしますが、物陰から目撃した光海君は、盗賊の腕に記されていた5つの点を手がかりに、お付きの内侍ヨンシルとともに町へ出ます。

光海君は、ある儒生らしき男(男装したチョ・ユニさん)と知り合い、5つの点は王を表す星座だと教えてもらいます。男装しているその若い女性は、弘文館の副提学の娘キム・カヒ。父から「運命」だと言われ、また、自分のはやり病を看病して死んだ兄への罪悪感から、息子として生きているのです。

兄を亡くし、山寺の仏様の前で泣く幼いカヒ。そのとき光海君も寺へ来ており、星の刻んだ緑色の石を渡しました。幼い頃に出会っているという設定ですね!カヒは山寺の僧侶に「2頭の龍に仕える運命ゆえ、男として生きなければならない」と言われるのでした。

ささっとメモ!「妃嬪をチェック!」

宣祖の女人といえば!の側室・仁嬪(インビン)キム氏が早速登場しました。側室の最上位「嬪」に昇格するのはずっと後なので、第1話ではその下のランクの側室だったと思われます。正妃の懿仁(ウィイン)王后パク氏は、子どもを生まないまま逝去する方です。そのあたりはきっとこの後で描かれるでしょう。

注目したいのは、河城君(王子時代の宣祖)が観相師に予言されているときにちらりと登場した仁順王后(明宗の妃)です!あまり史劇に登場する機会のない王妃さまなのでレア!です。「女人天下」に登場した腹黒文定王后の実の息子である明宗の妻にあたります。明宗夫妻に子供がいなかったため、傍系の河城君が王座を手にすることができたのです。

せっかちさん向け!超さっくりあらすじ

★宣祖は欲深で性格が悪い
★しかも世子の光海君に嫉妬している
★光海君は弘文館の副提学の娘キム・カヒ(男装中)と知り合う
★実は光海君とキム・カヒは幼い頃に寺で出会っていた

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