<「チャン・オクチョン」あらすじ 27話>

第27話「最高の服」(全35話版の27話です)

余が倒れる前に世子冊立を宣言したはずだ!国本(世子)を否定するとは反逆だ!と西人派の名が記された連判状を投げつけて怒鳴る粛宗イ・スン。後で再度ミン・ユジュン(仁顕王后父)を呼び出し、捕えておいた刺客を連れてこさせ、黒幕の名が明らかにされていると告げます。換局か大逆罪かを選べと迫られたミン・ユジュンは、生き延びるために換局を選ぶのでした。

こうして新しい人事が発表され、オクチョン母が仕えていたチョ・サソクは右議政兼領敦寧府事に、ミン・アムは大提学、キム・ドグォンは右参賛 モク・チャンミョンは大司成、モク・そしてオクチョン兄のチャン・ヒジェは禁軍別将に。朝廷を占めていた100人を超す西人派が追いやられ、南人派の天下になりました。さっそくチョ・サソクがミン・ユジュンの斬首を迫ると、粛宗は廃妃を口にします。大提学は南人派ですが廃妃には反対のようです。

宮殿に戻ったチャン・オクチョン(張玉貞)は、王妃(仁顕王后)から息子ユンを取り戻し、再会した粛宗と抱き合います。次に、南人派を招集し、「いつになったら王妃になれるのか!?母后(モフ)として会いたいものだ!」と脅しつけました。

西人派からは「廃妃の名分がない」という上書が相次ぎ、ミン・ユジュン率いる儒生たちが座り込みをスタート。世子の将来のために嫡子にしなければと考えている粛宗は、ミン・ユジュンにこう言い渡します。「名分を探せばいいんだな?嫉妬と子がいないのは七去の悪だ。大妃の夢にかこつけたのは父母の侮辱だ!」

儒者にとって名分は命です!と胸を張っていたミン・ユジュンの旗色が一気に悪化。父の命を救いたい王妃が「私は世子を刺客から守ったので貸しがあります」と訴え、廃妃になってもいいから父の命を救ってくれとお願い。粛宗はその場で廃妃の命を下しました。

念願の「身分を洗い流せる服」である大礼服を着て婚礼の儀式を終えたオクチョン。一般人となって宮殿を出ていくミン氏は、「中宮殿で死ぬ」と占われたので、さばさばした表情でオクチョンに警告します。「そなたが吐いたつばが乾く日に私は再び戻る。そうなれば私は歴史の敗者ではない」

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